アルゼンチンがまたしても債権の利払いができずデフォルト状態になりました。これで6年ぶり9回目のデフォルト。そこまで弱い国じゃないと思うのですが、ホント、度々通貨危機に見舞われるアルゼンチンなので、そこまで驚きはないですけれどね、実際。 Copyright © CyberAgent, Inc. 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翌2019年6月には、マクリ大統領がg20大阪サミット出席のため再訪日し、2016年~2019年は、日アルゼンチンの長い歴史の中でも、両国首脳が4年間連続で相互訪問するという歴史的な4年間となった。 2 経済関係 (1)対アルゼンチン貿易 しかしペロン失脚後、アルゼンチンは国ごと破産する〈デフォルト〉を申請したりと苦難が続きます。 ... たちによる独立ののちは、数々のカリスマ独裁者〈カウディーリョ〉たちが治めてきた、アルゼンチンの歴史 … しかしペロン失脚後、アルゼンチンは国ごと破産する〈デフォルト〉を申請したりと苦難が続きます。 ... たちによる独立ののちは、数々のカリスマ独裁者〈カウディーリョ〉たちが治めてきた、アルゼンチンの歴史 … アルゼンチンは歴史上9度目となるデフォルト(支払い停止)に入った。 5月22日、アルゼンチンは、外国法制下での債券の民間所有者グループ、これへの利息5億300万ドルの支払期限を迎えた。 アルゼンチンは1982年も銀行の債務不履行を起こしているし、ペルーは過去3回も銀行債務の不履行を発生させている。いわばデフォルトの常習犯ともいえる。 国家がデフォルトを起こすと、その国のマーケットはどのような状況になるのだろうか? 5月22日、アルゼンチンは、外国法制下での債券の民間所有者グループ、これへの利息5億300万ドルの支払期限を迎えた。, 支払いをおこなわず、また債権者との負債の再編、交換の合意が結ばれなかったことにより、アルゼンチンはいわゆる「選択的デフォルト」に突入した。, 外債の一部ーその債権は不払いのままーが支払い停止となった。しかしその残りの全体、国債は3200億ドルを超えている(国内総生産の90%近い)。, アルベルト・フェルナンデス政権にとって、4月中旬の再編の提案が、債権者に受け入れられなかったことは、悪いニュースとして扱われた。, 経済専門家のあいだで、選択的デフォルトは「技術的な」問題であるという認識があったとしてもーこれを「軽い柔らかなデフォルト」と呼ぶものもいるーアルゼンチンにたいするネガティブな印象が持たれないということはない。, 一番目に法的な厄介ごとの扉を開く可能性があること。もしもアルゼンチンのソブリン債の債権者が、アルゼンチンが信頼できる支払者ではないことを根拠に、裁判所に訴えて、その支払いを要求したならば。, 二番目の結果は、しばしば投機資本家(普通「禿鷹ファンド」として知られる)の手にある、いわゆる「クレジット・デフォルト・スワップ」(英略CDS)が発動されることである。, ある人々は、これら「禿鷹」が行動に移ることを警告する。アルゼンチンの問題を利用して、その安価な債券を購入し、その後、未来の再構築時に差し押さえる。, 最後に評判の問題である:それが技術の範疇であれ、新たな支払い停止は、アルゼンチンを唯一、エクアドル、ベネズエラよりも下のランクに位置づける。これら諸国は近代の歴史で、もっともソブリン債のデフォルトがおこなわれた。, しかしこれらのことにもかかわらず、今回のアルゼンチンの新たなデフォルトのニュースは、かつての支払い停止のときほど、とりわけ思い出されるのは(また大規模であったのは)2001年のときのような悲観主義は起こってこない。このときは歴史上最大のものであった。, アルゼンチンの支払い停止が5月22日であろうと予想されていたにもかかわらず、それに先立つ1週間のあいだ、市場の指標は暗さにはほど遠く、元気なものであった。, アルゼンチン債は価格を上げ、一方でパラレルのドルー市場の活気をはかる物差しとされるーは急上昇したのち、下がり始めた。, またいわゆる「国のリスク」、国がデフォルトに陥る可能性を評価は、上昇する代わりに下降した。, 「もっとも素直な読み取り方は、このデフォルトが一時的なもので、債権者たちとのよりグローバルな合意に到達するであろうという展望が大きいことです」。サルミエント国立大学の政治経済学の研究者、アラン・シビルスはBBCムンドに語った。, アルゼンチン政府は、債権者たちとの交渉期限を、5月22日から6月2日まで引き延ばした。これは交渉が継続されるという明確なシグナルである。, 一方、アルゼンチンの経済大臣マルティン・グスマンは、支払い停止の重要性を小さくして、これをなにか「エピソード」的なものとして扱った。, 「5月22日という日付については、これは逸話的なものと思うことであろう。われわれはプロセスのなかにいるので、交渉のなかにあるので、双方が合意に到達しようと働いているのだ」。5月19日、ワシントンのあるイベントのなかで指摘した。, 現地のいくつかのメディアによると、アルゼンチン政府は主要な債権者とのあいだで「休戦」に調印するのではないか。これにより国を訴えないことをはっきりさせ、同時に負債の交換を実現するために交渉を継続する。, 1ヶ月前、グスマンは、外国法の下でのドルの債券の民間所有者にたいして、提案をおこなっていた。それらの多くは、ウォールストリートの投資資金である。, それら投資家がアルゼンチン負債全体の20%近くを代表しているものとはいえ(660億ドル)、それはアルゼンチン政府の主要な挑戦であった。つまりかれらとの合意がなければ、アルゼンチンにとって負債の再構築は不可能なのである。, 提案された交換は62%の利息の削減、元本の5.4%の削減、支払いをおこなわない「猶予期間」3年というものであった。, コンサルタントEco Goの執行責任者、経済専門家マリナ・ダル・ポゲットによると、これは実際上、アルゼンチンが支払わなければならない1ドルにつき、40センターボを支払おうということを意味する。, しかしながらここ数日のあいだ、アルゼンチン政府は3つの対案を受け取っており、これを検討している。, 分析家の多くの感覚では、双方は合意に達するであろうというものである。しかし5月22日の期限までに合意に到達することはないにしても。, 「それが双方にとって都合がいいのだ。投資資金は短期のものだ。すでに結果が出なくてはならない。すべての側にとって害を蒙っている(コロナウィルスのパンデミックによって)。そして訴訟にかけることは、コストからも時間からも双方にとって好ましくない」。シビルスは指摘した。, ダル・ポゲットも一致する:「資金は収入を得ることが必要だ。法律沙汰を望まない」。BBCムンドに語った。, さらに合意に到達する確かな緊急性があると考える:「数か月後では、交渉はより難しくなる。パンデミックの後では」。, 5月21日、国際通貨基金(IMF)のスポークスマン、ゲリー・ライスも楽観主義の立場を取った。, 「われわれは双方が、合意に到達するために交渉を続けていくという意向に元気づけられるものである。合意に到達することができ、これがアルゼンチン経済が、未来に向かって持続する道を、準備するものであることを期待する」。記者会見のなかで述べた。, 「遅かれ速かれニュースを見ることになるだろうと思う。交渉は順調に進んでいるように思われる」。ダル・ポゲットは語った。, 外国の債権者とのあいだで合意に達したならば、今度はアルゼンチン政府は国内の債権者と交渉しなければならない。しかしこれはより容易である。なぜなら国内法は、政府にたいして、一方的な措置を取ることを認めているからである。いわゆる「reperfilamientos」(支払い停止)、これはすでにマウリシオ・マクリ前政権によって適用されている。, もっとも困難な障害は、多国間の信用機関、特にIMF、こことは2018年に、マクリ政権が、歴史上最大規模の債務をおこなった。, IMFは現在のアルゼンチンの主要な債権者である。現在は受け取った440億ドルの返済について合意をおこなわなければな, ある人々にとっては、アルゼンチンがその負債の再編をおこなう重要性は、このラテンアメリカの国の国境を越えて大きなものであるという。5月19日に発行された『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された論説記事、ワシントンに拠点を置く、経済政治研究センター(英略CEPR)の共同ディレクター、マーク・ワイスブロットは、「この地球の数億人」が、アルゼンチンの交渉結果の影響を受けるかもしれないと指摘した。, BBCムンドとのインタビューのなかで、ワイスブロットは、その意味は「アルゼンチンは、他の多くの、現在の耐えられない負債を抱えた国々にたいする証人の役割を果たす」と説明した。, 「われわれはかつてない危機の時代を生きている。パンデミックと経済危機がお互いに強まっている。こうしたなかで、民間債権者と信用機関が、アルゼンチンにたいして取っている態度は、決定的な前例となる」。, ワイスブロットによると、成功を得た交渉は、危機のなかの他の諸国が、デフォルトの一連の不幸を避けるための、道をしめすことができるであろう。, アルゼンチン、歴史上9度目のデフォルト(5月23日) | ラテンアメリカの政治経済. 2001年に対外債務の支払いを停止する債務不履行(デフォルト)に陥ったアルゼンチンだが、同国で初めてとなる100年債の発行計画が明らかになった。01年のデフォルトによる約1000億ドル(約11兆円)に上る債務を巡り、債権者との10年以上に及ぶ係争に終止符を打ち、デフォルトにより落ち込んだ投資家からの信頼の回復を狙う。, 金融市場への復活を果たしたアルゼンチンだが、デフォルトは同国に限らず、世界各地で散見される。ここでは2000年代以降にデフォルトした国を取り上げる。, デフォルトに陥った国をピックアップするのに際し、大手格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)の定義を参考にする。同社によると、デフォルトは主に契約条件に定められた期日までに元本または利息の支払いが実施されない状態としている。, また、借り手が債務の一部について利払いや元本の返済を停止する「選択的デフォルト」と、利払いや元本返済が不可能となり、債権者への返済を拒否する「無条件デフォルト」に分類されることもある。, 90年代後半に安定した経済成長を果たした中米のベリーズは、政府が海外からの資金調達によって経済の刺激策を推し進めた結果、財政赤字がGDPの10%を超える水準にまで達した。赤字を削減すべく、増税や歳出カットなどに取り組み、財政赤字は3%にまで低下。より安定的な財政運営のために06年債務再編にも着手し、債務の総額は変更しなかったものの、満期の延長化、利息のカットを債権者との間で合意する事態となった。, カリブ海に浮かぶドミニカ共和国は、国際通貨基金(IMF)スタンドバイ協定に基づいて、税制改革、補助金カットなどの財政政策、インフレの抑制などで経済運営は安定していたが、04年に債務の支払い不能に陥った。この際は30日の猶予期間内に債務不履行を回避したが、05年には外貨建ての債務について満期の延長ととのに2年間の利息払いを先延ばしすることになった。, 南米の産油国エクアドルでは、08年にコレア大統領(当時)が、過去の政権が発行した外貨建ての国債は違法であると一方的に宣言し、債務償還を拒否してデフォルト状態となった。17年5月まで大統領を務めたコレア氏は、「小さな政府」を目指した前政権の経済政策を転換し、社会政策を拡大させ。, 富の再分配を進める「大きな政府」を政策の柱とした。08年はリーマンショックに端を発した世界的な金融危機が広まり、エクアドルでもコレア大統領が2012年債の利払い停止を決めるなど混乱が広がった。, 西アフリカのコートジボワールは、2000年に債務不履行となった後も、大統領選をめぐる事実上の内戦状態に陥ったことから、10年に満期を迎えたドル建ての国債もデフォルトとなったとされる。混乱が続いたコートジボワールに対し、日本政府は債務救済措置を実施し、同国が抱えていた円借款債権の約205億円を13年に免除した。, 独立以来、エネルギーの輸入と海外からの融資に頼っていたウクライナは、2000年に01年に満期を迎えるユーロ債のうち、全体の16%に対する利払いができなかった。また、15年にはロシア向けの債務30億ドルの支払いを停止し、政治的な対立によりデフォルト状態に陥った。, 09年の政権交代をきっかけにして、それまで公表していた統計において、財政赤字が隠ぺいされていた事実が明るみになり、実際の財政赤字が公表データと大きくかけ離れていたことから、ギリシャ国債が暴落。, その影響は、欧州連合(EU)の通貨ユーロにまで及び、為替相場でユーロが下落し、世界のマーケットを震撼させた。財政危機に瀕したギリシャは12年に債権者との間で債務減免の合意を取り付け、デフォルトとなった。EUとIMFによる支援と引き換えに、ギリシャ政府は、年金や公務員改革を通した緊縮財政政策、増税など痛みを伴う改革を余儀なくされたのは記憶に新しい。, 金融政策は統一されたものの、財政政策が各国でばらばらというEUの脆弱性を露呈させたギリシャ危機は、いまなおデフォルトの不安がくすぶる。17年6月にはEUがギリシャに対する融資の再開を決め、ギリシャが7月に償還を予定する国債のデフォルトは回避された。, 国が債務不履行を引き起こすのは想像にたやすくないが、2000年代以降で見てもデフォルトは世界各地の国で発生している。この間、リーマンショックによる世界的な金融危機のほか、各地で勃発する紛争や政治的な混乱もデフォルトの引き金となった。, さらに、足元の原油安も産油国の財政状況を悪化させ、南米のベネズエラは深刻な経済危機に瀕しており、デフォルトは時間の問題と指摘する声も出ている。一旦、デフォルトに陥ると、市場からの信頼を回復させるのはハードルが高く、アルゼンチンのように、市場から資金を調達できるようになるまでは、いばらの道が続くことになる。(ZUU online 編集部), 建築設計×AIで460億円の未開拓市場に挑むスタートアップ企業にIPO前投資する方法, 銀行預金を大きく上回る利回りが魅力!知っておきたい融資型クラウドファンディングという選択肢, 「世界三大投資家 ジム・ロジャーズ」と「インド人大富豪 サチン・チョードリー」に学ぶ富の築き方. 国債の暴落により、「日本経済の財政破綻が起こるのでは」との声も聞かれるようになってきています。日本人としても、無視することのできない経済破綻について、このアルゼンチンの例を参考に、実際に財政破綻に向かってしまった経緯と現在の経済情勢を見ていきましょう。 90年代後半に安定した経済成長を果たした中米のベリーズは、政府が海外からの資金調達によって経済の刺激策を推し進めた結果、財政赤字がGDPの10%を超える水準にまで達した。赤字を削減すべく、増税や歳出カットなどに取り組み、財政赤字は3%にまで低下。より安定的な財政運営のために06年債務再編にも着手し、債務の総額は変更しなかったものの、満期の延長化、利息のカットを債権者との間で合意する事態となった。 デフォルトに陥ることを避けるべくimfへの支援要請は政府の方で最後の最後まで資金繰りを見て決定を遅らせていたという。 一方、IMFはアルゼンチンからの要請には積極的に協力する意向が強いと見られ …