オバマ氏が「核兵器のない世界の平和と安全」のスローガンを掲げ、2009年にはその核廃絶の試みを理由にノーベル平和賞まで受けたが、その後、核廃絶の措置はまったく進めず、逆に核兵器の拡散を許したために、その賞には値しない、という主張なのだ。 2009(平成21)年10月9日、米国のバラク・オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しました。米大統領として、「核なき世界」を目指して国際社会に働きかけたことが受賞の理由です。現職の米大統領のノーベル平和賞受賞は、日露戦争を講和に導いた… 元ノーベル委員会書記ゲイル・ルンデスタド氏は、米国のオバマ大統領は平和賞授与の際に託された期待を叶えてはくれなかった、と考えている。賞は核のない世界の実現に向けた取り組みを奨励する意味のものであった。ルンデスタド氏が回顧録『平和書記』で述べた。