(株)モスフードサービス【8153】 関連情報: 株価情報 (株)モスフードサービス: 2,858-20: 基本情報. 日本社会のふんわりとした悪意というのは本当に恐ろしい., モスへのネガティブキャンペーンが悪影響を及ぼしたのは間違いないが,それにしても酷い業績である., モスバーガーの2018年度業績は前年度に比べて「売上高:1割減」「営業利益:9割減」「純利益:黒字→赤字」, つまり「減収&減益&赤字転落」とトリプルコンボの悪い数字が並んでおり,実に厳しい決算となってしまった., それでもモスバーガーの経営姿勢は素晴らしい.「客足が遠のいたフランチャイズ店に対し営業補償を実施するため計9億6100万円を特別損失として計上」とある.フランチャイズを食い物にするコンビニ経営とは雲泥の差である., モスバーガーの経営不振問題は,これまで記した通り「コストパフォーマンスの悪さ」にあり,中流層総貧民化の現代日本社会において,ランチに1000円弱を払える余裕がある層の激減が背景にある.また,コスパの悪さとはマックへの優位性のなさにあり,例えばマックでチーズバーガー2つを購入すると240円で済むが,モスのチーズバーガーは250円である.2倍美味いか? 2個分の価値があるか? 良い商品を提供しても,知られなければ意味がない.AIDMAのAttentionとInterestの部分だ.ハンバーグ増量を恒久化して「とびきりチーズロコモコ」を戦略商品として提供すべきだ., 価格は550円~600円の間に設定する.専用の持ち帰り容器(簡易なもので十分)を開発(調達)して,新商品として売り出せば爆発的に売れるだろう.増量した「とびきりチーズハンバーグ」に150グラムの御飯.これ一つで女性や小食の方であればお腹いっぱいになるし,ダブルとびきりチーズハンバーグロコモコとして,+300円で販売すれば,850円でダブルハンバーグ.ボリューム重視のサラリーマンを中心とする男性客の心に響く., ボリュームとコスパと味が担保されたライバルがどこにもいないのだから必ず勝てる.私がプレスリリースとモスカフェ店舗を一目見て&少し考えただけでこれだけのアイデアと戦略が出てくるのに,世の中の経営者やコンサルは何をやっているのだろう?, 先ほども提案したが,モスバーガーは持ち帰りとデリバリーの戦略を重視すべきで,そのために魅力的かつ圧倒的に勝てるキラー商品を開発して販売する.元々モスは商品力(戦闘力)が高いのだから工夫次第で劇的な復活を果たすことが出来る.ドーナツのような斜陽商品と違い,ハンバーガー/ハンバーグは最強のファストフードなのだ., 糞使えないコンサルに何千万も払って机上の空論で無駄な投資して頓挫するくらい馬鹿馬鹿しいことではないが,日本企業はあまり賢くないので,営業を受けて適当に良さそうなことを提案されると信じてしまう.そんな残念な事態に陥らないために,モスに限らずコンサルを依頼する際には,弊社も候補に加えていただければ幸いである.マーケティングは長けていると自負している.以上., ◆「モスバーガー復活に向けた処方箋の御提案」「モスカフェとロコモコの展開戦略」「モスバーガーをディスってマクドナルドを持ち上げる記事から考察するガセネタ・フェイクニュースについて 」「モスバーガーの本当の課題」「モスバーガーが赤字転落(2018年度決算)」◆, ●マックをヨイショしてモスバーガーを誹謗中傷する記事や報道がモスの業績悪化を加速させた, ●(2018/10追記)「モス復活への処方箋」モスバーガーは減収減益で純損益は赤字へ!(2018年度決算見込), ●MOSCAFE(モスカフェ)はコンセプトは良いのにメニューが残念.モスのロコモコの価値提案. これらの戦略の違いが棚卸資産回転日数という数字にも表れていました!棚卸資産回転日数を求めると、在庫が何日かかって一回転するのか在庫管理の効率性がわかります!計算式は棚卸資産(商品及び製品や原材料及び貯蔵品と記載)÷(売上原価÷365)で出せます!棚卸資産はBSの資産の部、流動資産に載ってるはず!・マック 前年度棚卸資産 1151百万円売上原価 材料 69469百万円1151÷(69469÷365)=6.0... ・モス 前年度棚卸資産 318百万円売上原価 34754百万円318÷(34754÷365)=2.5.. マックは6日なのに対し、モスは2.5日です!つまりモスの方が在庫がどんどん回転してるということですが、これは新鮮や野菜を使うことに注力してるからでしょう。逆にマックは在庫を一度入れたら冷凍などして使えるようにし入れ替える手間を省くようにしているのか?とも考えました!, モスの改善点は、顧客が減っているので新規顧客の増加とリピートの増加を図ることです。, 重要なのは『マックとは違うところが推しであるハンバーガーブランドあることをもっと認知させる』こと。マックよりもモスのがいい!っていう顧客は一定層いると思っています。健康・カロリー低い・安心安全・国産のラベルを推していきたい。これらのラベルが刺さるターゲットに狭く深く商品価値を訴求するのです。, ①わかりやすい話題を呼ぶ商品の開発。・モスの商品は基本名前が長い。最近の新商品、マンハッタンクラムチリロースカツもこの名前から何が入っているかはよくわかるのが、安心材料にもなるが、長くて覚えづらい。CMで聞いても頭に残らない。テーマが『頑張る時はしっかり食べる』なのもイマイチコンセプトがはっきり伝わってこない。・マックの『ダブチ』やこれまでの『エグチ』『チキチ』のように頭に残る3文字程度でまとめた方が!健康・カロリー低い・安心安全・国産。この辺りの価値を伝えられる形で。, マックとかツイッターでの話題作りとか上手い気がします。マックかマクドなのか論争だったり、人気なハンバーガーの選挙だったり。モスは顧客層も考えるとインスタとかどうかなと。女性や写真映えを追求する層に写真を撮りたくなるような商品や店舗づくりを目指せたらなと思いました。インスタのアカウント見るとモスの方が今の所フォロワーも投稿数もマックを上回っています!この基盤をうまく運用したい!!, 遠い世界を想い社会課題に取り組むアクターを増やす。そんなことを目標にこれまで、国際協力/社会課題の解決に挑戦したいと思う学生向けのスタディーツアーの企画、国内イベント企画をしてきました。【ビジネスモデル・事業戦略解剖note更新中】春からリブセンスに進む予定です‍♀️. 昔からガセネタををビジネスの種とする人は少なくなかったけれども,最近では新聞や雑誌からも平気でフェイクニュースがばら撒かれている.その中でも,テレビのワイドショーが情報弱者を洗脳する最も発信力の大きいメディアであるが,ネットの影響力が強くなった昨今は,ネットにでたらめな記事を配信する人々が増えて,それを見て真偽を判断できない人々に誤った情報を信じさせたり,カモにしたりしている., ゴミ記事が多く配信されるネットメディアでその傾向は顕著だ.直近で話題になりつつ質が酷かったのは以下の記事だろう., マクドナルドの好調決算に対しモスフードサービスが減益であることを比較して,モスバーガーをディスる記事である.だらだらと長い文章が続くが,決算分析や経営分析の要素は欠片もなく,改善に繋がるような問題点を指摘できているわけでもない.読んだ後に発見も学びもない中身がスカスカな記事で,出来の悪い学生の感想文のようだ.マクドナルドを褒めるだけの提灯記事., そもそも,モスバーガーが業績不振かと言えば決してそんなことはない.IRを見ればすぐにわかる.成長はしていないけれども,業績は横ばいだ.この人件費高騰,人材不足を主因とする外食不況の中で,奮闘していると言ってもいいだろう.事実として言えることは「マクドナルドは業績が急速に改善して好調」「モスバーガーは売上横ばい,利益減」ということくらいだろう., この現代ビジネスの記事が話題になったことに便乗して,更に香ばしい記事がITmediaから配信された., モスバーガーの客数が伸び悩んだ原因は「分煙」であると主張し,マクドナルドが「全店禁煙」であることを事例に出して,禁煙への変革を促している.相関関係と因果関係もあったものではない., 確かに日本の煙草規制は問題だらけで,分煙の不備は多くある.全店禁煙にすることで嫌煙家や煙草が苦手な層の集客に効果を発揮するだろう.ただし,禁煙というのは,都心部のレストランでは既に取り組まなければならない必須要件となりつつあり,差別化戦略にはなりえない., にも関わらず,モスの分煙を問題視して全店禁煙にすればすべての問題が解決して,業績が改善する展望を語る無責任な意見であろう.何かの問題に対して科学的・定量的な分析をせず,自身の主張を正義に繋げるような記事が本当に増えた.これは危惧すべき事態だろう., 批判や批評だけするのは非生産的な行為であるため,モスバーガーの業績がふるわないのはなぜか? 簡単に私論を述べたい.モスが成長鈍化した理由として,大きくは以下の2点に集約で説明できると考える., マクドナルドとの比較において,モスバーガーは「美味い」や「高品質」をPRすることができた.しかし,高級ハンバーガーショップの出店により,その強みは消えてしまった.ハンバーガーにこだわりを持つ層に対してモスの商品では訴求できない.なぜなら,とびきりバーグサンドより美味しいバーガーを他店が提供しているからだ., そして,モスの顧客をごっそりさらっていったのが回転寿司店である.モスがターゲットとする家族連れがモスと同価格帯のスシロー,くら寿司,カッパ寿司に流れた.都市への出店を加速させる回転寿司は今後サラリーマンやOLのランチ需要も食うため,モスはさらに客を奪われることになるだろう., マクドナルドがなぜ業績を改善させて好調なのか? 説明すると長くなるが,一つの大きな勝因として低価格商品の充実にある.マクドナルドは高価格商品と低価格商品を明確に分けたのだ.マクドナルドヘビーユーザに教えてもらったお腹がいっぱいになる最高にお得な商品の組み合わせは「チーズバーガー」×2個と「チキンクリスプ」である.合計360円!!!, マックのダブルチーズバーガーが320円/個であることを考えれば,衝撃的に安い価格である.この組み合わせに100円コーヒーを組み合わせてもワンコイン500円でお釣りが出る.マックは安い商品は徹底的に安いのだ.こちらで客数増を促しドリンク&サイドメニューで利益をカバーする.そして,ビックマックやグランを注文する顧客は利益の貴重な源泉であり,最高にありがたい顧客だ., 一方でモスの季節限定バーガーやご当地バーガーは商品も値段もどちらも酷い.別にモスを否定したいわけではないので細かく指摘するつもりはないが,あの商品戦略と価格戦略で新規顧客の獲得やリピーター需要を取り込めるわけがない.逆に現在の横ばいな業績は実に奮闘していると思う.モスを愛するロイヤルユーザーに支えられているのだろう., オペレーションについては,モスは待ち時間がとにかく長いのだ.空いている時であればさほどではないが,複数人レジに並んでいると二次関数的に待ち時間が長くなる.オペレーションがマックの足下にも及ばない.テレフォンオーダーの受付もまだ実施しているし,モスのネット注文も微妙だ.ハンバーガーの品質を落とさずに,素早く提供できるオペレーションの改善余地は大きいだろう., 改善提案は全社的戦略と個別店戦略があるためここで安易に述べることはしない(コンサルティング契約は大歓迎).だが,テレビや新聞,雑誌,インターネット,ほぼすべてのマスメディア媒体について,ガセネタとフェイクニュースによる情報操作や偏向報道,世論誘導が増えている., 良質な企業研究・分析記事とはこういうコンテンツだ.→モスフードがしぶとく業績を伸ばし続ける理由, 定量的な動向分析を実施して今後の課題も指摘している.エビデンスに基づき論理的に結論を出し,オピニオンに繋げており学びがある., 報道や記事を疑えというのは,言うは容易く実行するのは難しく面倒ではあるが,ガセネタに踊らされる側に立たないために,その情報は「ファクト(報道)」なのか「意見(コメント・オピニオン)」なのかを区別する視点を持つべきだと声を大にして意見を申し上げ,締めることとしたい., 2017年度のモスバーガーの業績は叩かれる程に酷くなかったのに,皆でモスへのディスリ合戦を繰り広げた結果,モスバーガーの2019年3月期通期連結業績予想が発表されて酷い業績となった.メディアが溺れかけた者を叩くかのように一斉に批判的な情報を発信した悪影響もあり、ついに2018年度は純損益が赤字になる見込みである.モスを叩いて赤字にして誰が嬉しいのだろう? というのを経営陣は根本的な問題として捉えないと手遅れになりかねない., 「とびきりハンバーグサンド」は美味いので多少高くても商品競争力があるが,定番商品だけではなく「期間限定メニュー」「季節メニュー」「数量限定メニュー」のどれを見てもコスパが悪くてこれでは勝負できないだろう., そもそも論として,消費者の週1や月1程度の利用がほとんどのハンバーガー屋に,これほどのメニューが必要なのか? メニューが多すぎて原材料費や販売管理費が過剰となっているのではないか? 商品数を減らすことも含めて抜本的な対策が必要だろう.似たようなハンバーガーを多数揃える必要はないし,限定メニューは奇抜さばかりが目立ち,価格は高く大して美味くもない., 私が経営者ならばホットドッグを充実させる.モスには武器になる目玉商品が必要なのだ.いずれにせよ,経営者に能力が欠けるのか,社員に優秀な人材がいないのか,阿呆なコンサルに騙されているのか,それとも両方なのか,大変に残念な状態である., モス業績改善に向けて提案しよう.商品の見直し(商品数減)と商品価格の改定をベースとして,新モスドッグを新商品として開発した上で,モスが戦略的に実施すべきは「Uber Eats(ウーバーイーツ)」等のフードデリバリーサービスの活用である., 不動産会社やテナント企業,総務に営業をかけて,モスバーガーのデリバリーを実施する.とびきりチーズバーガーと美味しいホットドッグのセットで700円+100円のサイドディッシュを揃えれば,利用するビジネスパーソンは多くいるだろう.都会のサラリーマンはランチに飢えているから潜在顧客は結構な数いるはずだ., これ以上財務が悪化して手遅れになる前に,単価ばかり高くて使えないコンサルティング会社に投資して無駄金を使う前に,抜本的な戦略提案を実施すべきであると提案して健闘を祈りたい.弊社にご依頼いただければ復活へ向けて二人三脚で対応させていただく所存である., MOS CAFE(モスカフェ)なる店舗を発見して良い取り組みであると感心したのだが,メニュー表を見て愕然とした.価格設定がおかしいのだ.つまり,高い.どうしてロコモコが770円もするのか? ハンバーガーの倍以上の値段である., モスバーガーが敬遠される理由の一つとして食べ辛いというのがある.看板メニューのモスバーガーやモスチーズバーガーは綺麗に食べることが困難なのだ.それは,手を汚さずに食べられるハンバーグに需要があることや,ハンバーグレストランのびっくりドンキーが成功していることからも明らかだ., だからモスバーガーもロコモコ風のハンバーグ御飯を出すことは理にかなっているし,モスカフェは良い戦略であると思う.だがしかし,価格が馬鹿なのである.はっきり言おう,モスカフェのロコモコの価格設定は馬鹿だ.ハンバーガーメニューの+100円程度でロコモコを提供すれば人気が出るだろうに,倍の値付けをするなどと原価の観点からもサービスの観点からもおかしい., モスでは「とびきりハンバーグサンドを増量」するという大変魅力的なキャンペーンを予定しているが,どれくらいの人がご存知だろうか? 売上高は従来予想より1.4%少ない689億円(前期比4.1%増)、営業利益は同33.7%少ない10億6000万円(同2倍)、最終損益は同63.5%少ない3億6500万円の黒字(前期は9億700万円の赤字)だった。 6期連続で既存店客数は前年割れ モスバーガーは客離れで長らく不振が続いている。既存店の客数は14年3月 … 上の売上高も、直営店からの売り上げとフランチャイズからの売り上げの合計です。 ちなみに、全てんぽに占めるフランチャイズの割合は、マックは69%でモスは97%です。モスはほとんどがフランチャイズなんですね。 ここに自社のir情報を 掲載することができます. 会社概要; 単独決算推移; 連結決算推移; 中間決算; 企業からの情報. モスバーガーの2018年度業績は前年度に比べて「売上高:1割減」「営業利益:9割減」「純利益:黒字→赤字」 つまり「減収&減益&赤字転落」とトリプルコンボの悪い数字が並んでおり,実に厳しい決算となってしまった. モスバーガーはマクドナルドと比べても4分の1程度の売上規模となっています。 年間の売上高は大体700億円程度です。2019年3月期は大きく売上が減少してしまい、最終的には赤字となってしまいました。 売上高の推移についてはこちらです。 こんにちは!アヤナです〜すっかり秋らしくなりましたね!最近は晴れの日が続いて嬉しいです^^, 今回はファストフードの象徴!ハンバーガー業界から『マクドナルド』と『モスバーガー』に登場してもらいます!, 『マクドナルド』(以下マック)と『モスバーガー』(以下モス)はほとんどの人が知っていると思いますし、1度は食べたことがあるでしょう!外食市場は、競合だらけで生き残るのが大変なようです。業界1位と2位である両者がどんな戦略で奮闘しているのかを解説します!, 目次は以下になります〜!今回のNoteでは、両者のポジショニング戦略に重点を置きながら細かく解説していきます!, 日本人の胃袋の数も減っているだろうし、、健康意識も高まっていて、外食市場やファストフード市場の規模って下がっているのではと思っていましたが!, 日本フードサービス協会が1月27日発表した2019年の「外食産業市場動向調査」によると、外食全体の売上は1.9%増と5年連続で前年を上回ったとのこと。日本人の胃袋は減っているものの、食生活の変化や在日外国人や観光客が増えたのではないかと思います。意外にも、ハンバーガー業界などの、ファストフードが牽引しているようです。 富士経済が発表した「外食産業マーケティング便覧2020 No.1」によると、2020年の注目市場は「ハンバーガー」で、前年度よりも3.4%増しの7302億円規模となるみこみで、新型コロナウイルスの影響が懸念されるものの、日常食としての需要は底堅く、市場は拡大しているようですね〜。緊急事態宣言の中でもデリバリーやドライブスルー、テイクアウトといった様々な販売形態を強化し、極度に業績が落ち込むことなく乗り越えたことがわかります。ちなみに両者とも客数は落ちたものの、一気に家族分も買っていく人などが増えて客単価は大幅に増加。マックの上半期(1月〜6月)の売上は2.0%の増益、モスも4月〜6月の売上は-0.6%の若干のマイナスに抑えられています。, 2014年は、446,307百万円(4463億)だったので、2015年は1000億以上売上を落としています。2013年も上場以来の最大の減益減収で業績は良くなかったのですが、これは2014年、2015年に起きたチキン賞味期限切れ事件、異物混入事件で顧客の信頼を失ったことが起因していますね。しかし、それから4年かけてマックは地道に顧客の信頼を取り戻し、確実に成長しているのがわかります!営業利益も2017年から毎年7%~9%増しで成長しているので、まさにV字回復!!, 2019年度は直営店売り上げとフランチャイズ店舗売上高合わせて、5490億ほど!直営店だけでも2817億です。全国2910店舗を持つ、ハンバーガー市場の圧倒的1位の業績です。, (モスフードサービス コーポレートサイトより)   (p.s 2020年3月期は20194/1~20203/31までのことを指す。), モスの売り上げは2016年からほぼ横ばいか、下がるぐらいで成長が全く見られない状況です、、。2018年には食中毒事件が起き、マックと同じく顧客の信頼を失い、売り上げが落ちていますし、ガクッと営業利益を落としています。2020年3月期で若干戻ったものの、営業利益は以前悪く、経営的には悪い状態が続いている。また客数も2014年から連続で減っている状況。, 店舗数も若干減っているようです。直近9月だと1270店舗で、かなり早いスピードで閉店進んでいるのわかります。, さて両者のビジネスモデルは基本的な販売モデル!会社と顧客の間で価値の交換がなされているのです。, ちなみに、全てんぽに占めるフランチャイズの割合は、マックは69%でモスは97%です。モスはほとんどがフランチャイズなんですね。フランチャイズ店舗が増えると本社の人員管理や販売管理の負担は減ります。資金やノウハウの支援をすることで、フランチャイズ店舗から加盟店料やロイヤリティをもらうというのがこのモデルです。, ちなみにフランチャイズ契約で本社にどれくらい支払うのかは、公式の情報はつかめず。。他の情報で、マックはフランチャイズ契約で発生するロイヤリティーが売上の3%、広告宣伝費として毎月の売上から4.5%。モスのロイヤリティは、月ごとの売上高1%というのが得られました。, マックは規模の経済性による低コスト大量販売戦略。店舗数も売上も高く、ターゲットとする層も広い。他社よりも安く手軽に誰でもいつでも行けるハンバーガーブランドとして確立しています。, モスは差別化戦略。マックと比較すれば、価格や店舗の数とは違ったところで差別化し、ある一定の顧客の支持を得ようとする戦略です。, 2019年度の数字からいろいろ割り出してみました。売上原価率、販管費率、営業利益率は直営店の売り上げから割り出しています。, 売上原価率はマックの方が若干高いです、商品自体の原価率はマックは低コストの分、高いのかもしれません。販管費はさすがマック。効率さを追求しているのがわかります。1店舗あたりの売り上げもマックが3倍以上の強さを持っています。, マックは『手軽さ・安さ・早さ』の追求!モスは『美味しさ』の追求です!マックは一時期健康意識高めの人たちのためにサラダマックを開発しましたが、見事にコケてました。(笑)それからはいかにも体に悪そうなジャンキーな商品を開発しているのが印象的です。, 両者のポジショニング戦略をターゲットと4P!(Product・Price ・Place・Promotion)に分けてみました。, 今年は夜マックでついにマックからもライスバーガーが出ました。このライスバーガーの先駆者はモスなんですよね。w. 昔はたくさんお店がありましたが、今では減少し、見かけなくなったハンバーガーショップも増えてきています。, というのも、ハンバーガーが大流行していた時代は色々な企業が参入しましたが、時代とともに珍しいものではなくなった影響で顧客離れが続いていきました。, 今回は、この2社のビジネスモデルを紹介するとともに、数字面を比較して分析してみました。, また、マクドナルドについては過去の投稿で個別に解説していますので、興味のある方はこちらもご参照ください。, 注目したいポイントとしては、全体数に変化はありませんが、FC店舗を増やして直営店を閉店させているということですね。, FC店の割合が多くなると、利益率は出やすいです。店舗管理が不便になるのがデメリットではありますが、利益率重視で運営するという方針なのでしょう。, 一方で、モスバーガーの店舗は直営店が313店舗、FC加盟店舗が1,073店舗で、合計で1,386店舗となっています。, 若干右肩下がりであることから、店舗数はどんどんと少なくなっていることが分かります。, ここ5年間で1,000億円ほど売上高が上昇しています。かなりの成長を見せていますね。, 年間の売上高は大体700億円程度です。2019年3月期は大きく売上が減少してしまい、最終的には赤字となってしまいました。, まず、マクドナルドの店舗数はおおよそ変化がなかったのに対して、売上高は大きく増加しています。, モスバーガーは規模を縮小しているのに対して、マクドナルドは規模拡大に向かっています。, マクドナルドの2019年12月期経常利益率は9.75%です。飲食店であればこのぐらいの水準であると言えるでしょう。, 一方モスバーガーの経常利益率は1%です。同じような業種でも経常利益率にここまで差が出るのです。, また、マクドナルドは人件費削減や店舗コストの削減も積極的に行っており、利益率の改善に努めています。, そのため、商品の価格帯をあえて高額なものにすることで、満足度の高い商品を提供しています。, また、注文されてから商品を作るというのもハンバーガーチェーン店としては珍しいでしょう。, ですが、マクドナルドは、決して売上が出ないというわけではなく、安さで多くのお客さんをゲットし、客単価も上げようと商品の幅を増やしています。, ここ数年で店舗をリニューアルしました。外観は黒っぽく落ち着いている印象になっています。, 店内も最先端のシステムを導入しています。これによりコストが抑えられるようになりました。, 最近では、サラリーマン層を取り入れるため、ディナーメニューを開発したりもしています。, そのため、マクドナルドが低調期であった2000年代後半から2010年前半にかけては、満足度の高い商品を提供できていましたが、今では高価格帯のハンバーガーが難しくなってきているでしょう。, また、食中毒が発生したことによるブランドイメージも若干低下してしまったのが痛手になっています。, 今後の景気によってはまた高価格帯のバーガーがヒットする可能性もありますが、それまで我慢するかは経営者の判断にもよるでしょう。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。.