4年越しの夢が叶った。ロッテからドラフト1位指名を受けた鈴木昭汰投手と、楽天から2位指名を受けた高田孝一投手。法大の左右のエースは切磋琢磨しながら、最上級生となった今年、"真夏の春"の東京六大学野球リーグで優勝するなど、成長の階段を共に昇ってきた。 1位:鈴木昭汰(法政大・投手) ロッテは9日、大谷智久投手に対して千葉市内で来季契約を更新しない旨を通知したと発表した。 現役続行を希望している。 ニュース/コラム 2020.11.09

4年越しの夢が叶った。ロッテからドラフト1位指名を受けた鈴木昭汰投手と、楽天から2位指名を受けた高田孝一投手。法大の左右のエースは切磋琢磨しながら、最上級生となった今年、“真夏の春”の東京六大学野球リーグで優勝するなど、成長の階段を共に昇ってきた。高校3年生の秋、2人は夢を封印し、プロ志望届を出さなかった。あの時の決断は間違っていなかったと、今は胸を張って言える。, 【写真】家族3人でロッテのユニ姿…笑顔のチェンに寄り添う妻は「TWICEのダヒョンに似てる」? ファンから注目が集まった実際の写真, 26日のドラフト会議終了後、DeNA育成1位で指名された法大・石川達也投手と3人でオンライン会見に臨んだ。鈴木は「4年間、一緒に頑張れたメンバーとプロに進めるのは嬉しいです」と仲間の顔を見渡した。会見が終わったのは午後9時すぎ。人生で最も長く感じたという1日。体は心地よい疲労感に包まれていた。, 鈴木は中学時代にU-15に選ばれ、当時、侍ジャパンの鹿取義隆監督に才能をさらに見出された逸材。常総学院(茨城)で3度、甲子園に出場するなど、世代屈指の左腕だった。しかし、3年夏の甲子園の後、侍ジャパン高校日本代表に選出漏れし、自信を失っていた。, 当時、左投手は豊富で、寺島成輝(履正社→ヤクルト)、高橋昂也(花咲徳栄→広島)、堀瑞輝(広島新庄→日本ハム)、早川隆久(木更津総合→早大→楽天1位)が選出されていた。全員が活躍し、アジアの頂点に立った。鈴木の“落選”は甲子園までの登板過多、コンディションを判断してのこと。実力不足が直接的な理由ではなかったが、相当な悔しさを味わった。, 日本代表になりたい、プロに行きたい…そのことが頭の大半を占めていた17歳。スカウトからの評価は高かったが、ぶつかった壁も高く、出すつもりでいたプロ志望届は、学校や家族と相談し、胸の奥にしまった。, 「あの時、足りない部分はたくさんありました。もう1度、力をつけて、4年後、絶対にドラフト1位になってやる、という気持ちでいました」, 自信を取り戻すための4年間がスタートした。自信は技術で身に付くもの。175センチと身長はそう高くないが、リリースポイントや体幹トレで球速を早く見せるフォームを身につけた。変化球でかわすのではなく、速球を軸に変化球を自在に操るイメージに近づけるため、スピード強化にも取り組んだ。高校時代の最速は142キロだったが、4年間で約10キロアップ。「以前はここまで真っ直ぐで押せなかったと思います」と当時からの変化を感じ取っていた。, だが、成長の一番の要因は良き相談相手でもあるライバルの存在だった。「高田がいたから、僕は4年間、頑張れたと思います。負けたくなかったし、支えになりました。それは今でも思っています」。刺激し合ってきたからこそ、4年生でリーグ優勝、さらにはNPB球団から高い評価を受けるまでになった。, 田澤純一や関本Jr.&度会Jr.ら指名されず… 指名漏れした主なドラフト候補選手は?, 「日本の野球はしっかりしている」 元U-23代表が頂点を極めた舞台で感じた強み(侍ジャパン応援特設サイトへ). 2020年のドラフト会議も終わり、2021年のドラフト戦線は動き出しているが、改めて各球団で指名された選手について振り返ってみたい。今回は、クライマックスシリーズ進出を争っているロッテだ。 支配下指名. 日本通運「侍ジャパン」応援サイトでもFull-Countスペシャル記事を配信中!. こちらでは、佐々木朗希投手の成績予想2020とロッテ一軍初登板はいつになるのかについてまとめました。たとえ高卒ドラフト1位投手といえどもルーキー・イヤーからの活躍はたやすいことではありません。過去の高卒ドラフト1位投手と比較して成績を予想! 2019シーズンはリーグは4位に終わった千葉ロッテマリーンズ。主なローテーション、リリーフ、クローザー選手の成績をもとに評価し、いい活躍ができた選手、悔しい成績になってしまった選手を2名ずづ選出。それらを踏まえながら2020の補強ポイントも考えました。