一流のアスリートの頭の中を覗くようで、面白いです。, 僕には明確なビジョンがある。引退したら、いつかサッカーチームの監督をやりたいと思っているのだ, そのビジョンのために、いろいろな監督の手法を「監督ノート」に記録しているそうです。, これまで指導を受けてきた多種多様の監督達の、良いところ、気になったところ、その時の情勢に対する態度や立ち位置、ふるまい、信念等々。, 客観的にこまめに観察するようになったことで、監督という立場の孤独さや大変さをひしししと感じている、と述べています。, 必ず1時間前には到着して、その1時間で自分なりの心と体を準備する。 第9章 誠を意識する 最終章 激闘のアジアカップで学んだこと, ワールドカップでは、選手のリフレッシュのために、ホテルに様々な娯楽が用意されていて、みな気分転換に遊んだりするそうです。, しかし長谷部選手は、付き合いが悪いと言われても、必ず寝る前の30分の時間を確保して、ひとり、自分と向き合い、緊張した心をときほぐすと言っています。, 30分間、ベッドに仰向けになる。 第8章 脱皮する 第4章 信頼を得る 「いつか監督として、日本代表に戻ってきてほしい」, まだ34歳。 もしかしたら今大会もそれをしたかもしれない。, この章では、愛読書「超訳ニーチェの言葉」の中の「脱皮して生きていく」という言葉に、自身がどれほど影響されたかを述べています。, 岡田監督の戦術に「ついていけない」と感じたとき、何が正解かわからなくなり、選手として監督の考えを受け入れなければならないことは頭では理解できているのに、心が拒否反応を起こしていた, その時、この本の「脱皮して生きていく」、つまり、考えを新陳代謝させなければならないことに気づいた。, 監督を信じる選手と信じない選手がいると、同じ動きをしても、パフォーマンスは落ちていく。, たとえ心の底でどう感じていたとしても、結局従わなければならないのが選手であるのであれば、迷わず「とことん信じる」方が良い結果になるという経験もあると思います。, 第7章とも深くつながっている部分です。 長谷部誠 選手の統率力 ... 実際、2017年にドイツのフランクフルトで行われたaeraのインタビュー時には、この本の内容 について、【全然今とは違うところがある】【いろんな人生経験をしてきて、変わってきていることもある】と言っています。 今の心境と、この7 第2章 呼吸する 第6章 時間を支配する この章では自分に影響を与えた本について、書いています。, 本田宗一郎『夢を力に~私の履歴書』をはじめ、姜尚中『悩む力』、斎藤茂太『「心の掃除」の上手い人下手な人』・・・。, どの本の何が、自分の思考に影響を与え、役に立ったかが、述べられています。 長谷部誠『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約1877件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。 そして、もしかしたら直前に監督交代劇があった今大会にも。, キャプテンとして信頼されている彼がそれをするからこそ、迷いがある選手にも、「迷うな」の意思が伝わる。, そして、チーム全体に迷いがなくなる。 主将の目であり、もはや監督の思考です。, 競争、努力、運、我慢などについて、述べられている章。 その1つは、第1章に書かれている「孤独な時間を作って自分と向き合うこと」。, この章の中に「真のプロフェッショナルに触れる」という項目があります。 第7章 想像する お見合い写真を見たとき、サッカー選手の長谷部誠さんにちょっと似ていたので、 長谷部さんと呼びます。 ホテルのラウンジの席に着き、飲み物を注文。 対面に座って、にこやかに挨拶を交わしながら、お互いの顔をまじまじと確認。 長谷部さんは、写真の印象とまるで違いました。 サッカ� 先輩、後輩に学ぶこととは しかしこの本を読むと、なぜ彼にはそれができるのか、理由がわかります。, 第1章 心を整える Amazonで長谷部 誠の心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。長谷部 誠作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 この気持ちがないと、決して強くなれないことは誰もが無意識に思い、行っていたことなんだろうと、今回読み直して初めて気付きました。, 若手選手の意識の低さを指摘するシーン、冷静さを欠いた審判に一人で静かに抗議したときの言葉、などなど。 長谷部誠は、誰とでも仲良くしていそうな感じがしますよね?調べてみると内田篤人と仲良しのようです。一見、真面目そうな二人だから仲良しなのかなと思っていたら、そうでもないみたいですね。何故、この二人が仲良しなのか?その理由について書いてみました。 2018ワールドカップが終わった今、読み返すと、書かれていること全てが、今大会にダイレクトにつながっていることが、手に取るようにわかって驚きます。, 心は鍛えるのではなく、整えることが大切 監督の戦術に「ついていけない」と感じたとき、どうするか, 彼の今大会のふるまい、インタビューなどを思い出しながら読んでみてください。 この章を読むと、羨ましいなと感じるほど、いい名前だと思えてきます。, なぜ僕がサッカーを生業にしているかと言えば、サッカーが好きなことは当然だが、先ほど触れた「みんなで日本サッカーを強くしていく」ことに使命を感じているからだ。, 今回の大会は、ヨーロッパ勢に見られる「個」の力ではなく、日本の「集」の力が注目された一面があったと思います。, 西野朗監督が言っていた「フィジカルで劣る」日本チームがチーム力で闘うことは、ある意味宿命でもあると思います。, 長年、アジアでも常に韓国に遅れをとっていた日本。 彼の手腕がいかんなく発揮され、様々なことが良い方に向かったことがわかります。, 1章から読んでいき、最終章にたどり着くと、彼がどう心を整え、現在に至っているかが本当によくわかります。, あとがきには、「自分はまだ若い」「プロのサッカー選手としてはまだまだ成長できる」と書かれています。, 実際、2017年にドイツのフランクフルトで行われたAERAのインタビュー時には、この本の内容について、【全然今とは違うところがある】【いろんな人生経験をしてきて、変わってきていることもある】と言っています。, 代表からの引退を表明したとき、テレビの中で誰かが言っていました。 第3章 絆を深める 本当にびっくりします。, 長谷部誠選手の統率力は誰もが認めるところです。 一流のアスリートの考え方が知れます。, 長谷部選手は読書家としても知られています。 体もまた、自分の意思できちんとコントロールできている、ということです。, 自分がゲームキャプテンになったことで、チームの雰囲気が悪くなるようなことは、絶対に嫌だった, 「心を沈める30分」や、「マイナス発言は自分を後退させる」「愚痴は言わない」「恨み貯金はしない」など、自分の心を整える術を紹介しています。, 自分と向き合う方法には2つあると述べています。 第5章 脳に刻む 日本代表を目指さない彼の次の目標についても、何かで語られるでしょうか。. そこではキングカズこと三浦知良選手について、触れています。, 三浦選手は食事をするとき、野菜をたっぷりとり、炭水化物はほとんど注文しないそうです。そしてあらかじめ自分が決めていた時刻になったら「じゃあ明日は練習だから」と、長居をせずに帰っていく。, 誰がキャプテンになろうが、チームを整える存在として、僕は全力でサポートするつもりだ, この章では、グループの潤滑油になるための彼なりの気の遣い方が、たくさん述べられています。, 後輩に何か言うときは、「上から目線の注意にならないよう」に、また「後腐れないよう」に、言い方を考える。, 試合に出られずベンチにいた選手の悔しい気持ちを思って、(試合に勝って嬉しい時も)感情を爆発させすぎない、など。, 花形・スターとして活躍する選手も多いが、やはりこの人はキャプテン肌なんだろうなと思わせるエピソードが満載の章です。, 僕は全員と信頼関係を築きながら、それでいて特定のグループに属さないというスタンスが好きだ。もしそれが実現できれば、たとえどんなに強い逆風が吹こうとも、自分の心も、チームの芯も簡単には揺らがないのではないだろうか, この考え方が根底にあるゆえに、常に客観的かつ俯瞰的な目で状況を見ることができるのだと思いました。 それこそが、彼が望んでいる、チームに対する自分の役割だと思います。, 自分の名前の誠。 彼の時間の流れ。, この章では他にもアロマやお香、音楽など、自分を助けてくれるモノについて書かれていて面白いです。, そういえば岡田監督は、ワールドカップの監督に就任する際、奥様に「二度と、日本に住めないかもしれない。覚悟してくれ」と告げていたと、後に告白しています。, 岡田監督が抱えた代表選考に対する批判、チームの雰囲気、勝てない中での様々な決断など。, しかし苦悩する監督を見て、人の上に立つ人間の気持ちを想像する習慣がついたと述べています。, 第7章は、ビジネスマンや普通の生活の中でも、共通する面、学ぶべき面がたくさんある、とても参考になる章です。, アフリカ大会の前に、長谷部選手は「選手だけでミーティングをやりませんか」とチームキャプテンの川口能活選手に提案し、実行しています。 驚いたことに、そのまま居眠りをしてしまうことは絶対にないそうです。, 「今から寝る」と決めなければ、絶対に眠りに落ちない。