丸山先生は名人位、藤井猛先生は竜王位と、それぞれ将棋界最高のタイトルをとったことがあります。. 将棋に関しての情報を日々発信しています。 佐々木大地四段は2013年10月に三段に昇段しています。この時点で18歳くらいですね。, 次点というのは、リーグ最終戦が終わった時点で、四段に昇段できるトップの成績よりも一つ下の成績になることですね。, 次点をとったリーグには、才能を高く評価される藤井聡太現四段こそいませんでしたが、それでも強敵ぞろいでした。 フリークラスを除いた棋士をA級からC級2組の5つの組に分けてリーグ戦を行います。A級同率首位の棋士が複数出た場合は同率の棋士全員によるプレーオフとなります。名人とA級優勝者が、例年4月から7月にかけて七番勝負を行います。 フリークラスは、順位戦を戦わない棋士の属するクラスです。 順位戦以外の棋戦には普通に参加できます。でも実は、フリークラスは、恐ろしいクラスなのです。 順位戦の一番下のクラス、c級2組の棋士が「降級点」を3つとるとフリークラスに編入されます。 奨励会員がどのくらい強いか知りたい方はこちら => 奨励会入会のための棋力はどのくらい?奨励会員は一番下の6級でもすごい! A級順位戦最終局、いわゆる「将棋界の一番長い日」のAbemaTVでの中継番組にも、佐々木大地四段が登場したシーンがありました。, ご自分の対局がないのに熱心に対局を見学に来られていたこと、視聴者へのコメントで、「心配をおかけしましたが、無事にフリークラスを抜けました」と、挨拶されていた姿などが印象的でした。, 私の記憶では確か、他の棋士の先生に、順位戦も一期抜けを期待しているよ、というようなことを言われていたと思います。, 三段リーグ次点2回をとってフリークラス棋士としてプロデビューし、見事にフリークラスを抜けた佐々木大地四段について書きました。, 最年少棋士の藤井聡太四段に注目が集まっていますが、佐々木四段も十分に注目に値する逸材ではないかと思っています。. ちなみに、佐藤天彦名人は16歳の時に2度目の三段リーグで次点を獲得しましたが、フリークラス入りの権利を行使せず、2年後に三段リーグを2位で突破して四段に昇段しています。 「フリークラス」最終年に、引退を懸けた死闘も 佐藤天彦八段は2つの理由をあげました。 次点といっても、素晴らしい成績だといってしまってよいと思います。, 以前に、渡辺竜王の義理のお兄さん、伊奈祐介六段がこの規定によって四段昇段を決めました。, 順位戦以外の棋戦には普通に参加できます。でも実は、フリークラスは、恐ろしいクラスなのです。, 順位戦の一番下のクラス、C級2組の棋士が「降級点」を3つとるとフリークラスに編入されます。, そしてフリークラスに編入後10年間、規定の条件のいずれかを満たさない棋士は、引退しなければなりません。, つまり、せっかく棋士としてデビューしても、10年で引退しなければならないかもしれないわけですね。, 規定を満たすと順位戦C級2組に上がれるのですが、規定はどれも結局、プロの棋戦で良いで成績をあげるという種類のものです。, 四段に昇段したばかりでは、まだ十分に棋戦で活躍する実力があるとも限らないので、デビュー後10年で若くして引退となってしまうかもしれないというリスクがあります。, 実際、この方法での四段昇段を選ばなかった人もいます。現名人の佐藤天彦先生は、次点2回での昇段をしませんでした。, もっとも佐藤先生の場合は、リスクを恐れてというよりも、通常の方法で四段昇段できる自信があったからこその選択であると思いますが。. 1994年度(第53期順位戦)に制度化. 先月の終わり頃には渡辺明先生が「永世棋王」の資格を得ましたし、藤井聡太四段も毎週「炎の七番勝負」で大活躍中です。, そんな将棋界の充実のために、我々将棋ファンは何かと忙しいわけですが、現在注目が集まっている棋士や棋戦に注目するだけでなく、今後注目していきたい話題や活躍が予想(または期待)される棋士の発掘もしていきたいですね^^, 佐々木大地四段は、2016年4月1日に「フリークラス棋士」として四段昇段、つまりプロ棋士デビューをしました。, 中学生棋士・藤井聡太四段が2016年10月昇段ですので、お二人はほぼ同期といってよいでしょう。, プロ棋士になるのは、奨励会というプロ養成期間の中で厳しい戦いに勝ち抜いた人たちです。. フリークラスに編入された棋士は、以下の条件のいずれかを満たすことで、次年度以降の順位戦にc級2組(無降級点)から出場できる。 年間(4月から翌年3月まで)に「参加棋戦数 +8」勝以上、かつ勝率6割以上。 フリークラスについて. 2002年より奨励会三段リーグ入り。2004年に次点2回によるフリークラス編入(プロ入り)の権利を得るが、これを放棄した。当時16歳であり、本人は「どちらでもよかった」そうだが、奨励会の年齢制限(26歳)とフリークラスの昇級期限(10年)もほとんど変わないため、フリークラスで年配の棋士相手に1年目から昇級のための星勘定をしながら対局をするよりかは、当時豊島将之などもいた三段リーグで揉まれたほうがいいだろうという師匠のコーヤンのアドバイスもあり、三段リーグにとどまった。 … 今回は主にデータだけに注目しましたが、佐々木先生の将棋についても、今後チェックしていきたいですね! フリークラス編入者の順位戦出場条件. 詳しくは、プロフィールページをご覧ください。棋力などについても記載があります。, 囲碁と将棋では『初段』になるのが難しいのはどちらか? | 囲碁ブログ『日々ネット』. 佐藤 天彦(さとう あまひこ、1988年1月16日 - )は、将棋棋士。中田功八段門下。棋士番号は263。福岡県福岡市出身。 まずは三段リーグからフリークラスへ行かなかった話。 佐藤天彦八段といえば、当時16歳の奨励会三段リーグ時代に次点2回を獲得しながらも、フリークラスの棋士としてプロ入りしなかったことが有名。 羽生世代に興味がある方におすすめの記事です => 第68回NHK杯将棋ベスト4、全員羽生世代!前回の独占はいつだった? B級1組以下の棋士が順位戦終了後から年度末の間に「フリークラス宣言」をすると、「フリークラス棋士」となります。 「フリークラス棋士」は順位戦を対局しません。 宣言によるフリークラス棋士. それはともかく、リスクを負って決断し、トップクラスの成績を叩き出してフリークラスを一気に抜けた佐々木大地四段は、実に格好良いですね! フリークラスに行かなかった経緯. 佐藤天彦八段は、2004年に2度目の次点をとり、フリークラスへの編入、つまりプロ入りできる権利を得たものの、これを放棄して三段リーグにとどまったことで知られます。 フリクラを選ばなかった理由.