2017.10.13sun, 2017年10月、火曜21時の枠ドラマ『明日の約束』が主演は井上真央でスタートします!!, 8月2日配信の週刊文春オンラインがフジの10月の火9のドラマは「明日の約束」になると報じました。, ノンフィクション作家・福田ますみ氏の『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(新潮社)をベースにしたオリジナル。, 息子の自殺の責任を母親から追及され、崩壊寸前まで追い詰められた高校の女教師役を井上真央が演じます。, 【井上真央】・・・4歳の時、母親の薦めで劇団東俳に入り、5歳から子役としてキャリアを開始。デビューは1992年。, 『藏』(NHK)で松たか子の幼少時代や「三井のリハウス」のCMで池脇千鶴の妹役を演じるなど、多くのドラマやCMに出演する。, 1999年から2003年にかけて昼ドラ『キッズ・ウォー』(CBC)シリーズに出演。正義感溢れる少女・今井茜を演じて注目を集めた。2004年、大学進学に向け学業に専念するため芸能活動を一時休止。, 2005年、芸能活動を再開すると、同年10月に『花より男子』(TBS)で連続ドラマ初主演を果たす。同作は『花より男子2』(2007年)、映画版の『花より男子F』(2008年)と続く人気シリーズとなった。, 2011年、連続テレビ小説『おひさま』(NHK)でヒロインを演じ、同年末の「第62回NHK紅白歌合戦」で紅組司会を務めた。また同年公開の『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。, 【工藤阿須加】・・・父親はプロ野球・福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康、妹はプロゴルファーの工藤遥加。, 五人兄妹の長男で、第一子。自身はテニスをしており、プロを目指す程の腕前だった。2012年、日本テレビのドラマ『理想の息子』で俳優デビュー。, 2013年のNHK 大河ドラマ『八重の桜』に主人公・新島八重の弟・山本三郎役で出演し、さらに2013年7月から9月まで、フジテレビのドラマ『ショムニ2013』に出演した。, 2014年、TBS日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』で社会人野球部の投手・沖原和也役を演じた。約100名の応募者の中からオーディションで選ばれ、父と同じポジションの投手を俳優として演じることとなった。, 2015年、日本テレビのドラマ『偽装の夫婦』ではゲイの恋人役を演じた。第24回日本映画批評家大賞 新人男優賞(南俊子賞)(『1/11 じゅういちぶんのいち』『百瀬、こっちを向いて。』), 【新川優愛】・・・2008年2月3日、『長男の結婚』でドラマ初出演。2010年6月、『瞬 またたき』で映画初出演。2010年7月、ミスマガジン2010グランプリ受賞。, 2011年8月、ミスセブンティーン2011に選ばれ、『Seventeen』専属モデルとなった。, 2013年10月30日、『衝撃ゴウライガン! (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); 亡くなった高山裕太くんの母親である高山さおりさん(41、仮名)は所属する運動部内でのいじめが原因であると主張。, 一方の学校側は、生徒が(声が出にくかった)裕太君の物まねをしたり、上級生がハンガーで裕太君の頭を叩いたことは認めたものの「いじめだったとは考えていない」とコメント。, 「いじめがあったのかどうか」という点において、両者の主張は完全に食い違っていました。, なお、裕太君が直筆で書き留めていたノートには「いじめられていて辛かった」という内容が残されていました。, 母親「からかわれたり、暴力を受けたこと自体がいじめだ。学校は、子供の気持ちがわからず、対応がまずかったことを謝罪してほしい」, 裕太君が入学した丸子実業高校は、当時バレーボールの強豪校として名を上げていました。, 確かに裕太君は「声が出にくい(しゃがれ声になる)」というハンデを負っていましたが、普通に会話する分にはそれほど支障なく、学校側としても「教科書をみんなの前で読ませないようにする」などの配慮を徹底していました。, 部内では「意外とひょうきんな性格」と評され、上級生たちからは可愛がられていたそうです。, また、詳細は省きますが当時のバレー部は保護者や監督・顧問らが一丸となったチームであり、常に大人たちに見守られている環境下にありました。, 「いじめの気配があれば必ず気がついた。部員たちは本当に仲が良くて、バレーを心から楽しんでいた」と。, 要するに「当時のバレー部にいじめの陰はなく、裕太君個人としても周囲とうまく接していた」, ・本人が嫌がっているのに何度も「しゃがれ声」の声真似をされて、精神的苦痛を味わった。, まず前者についてですが、声真似をした「加害者」に指名されたのは部活の上級生だった山崎くん(仮名), 山崎くんは確かに「声マネ」をしたことを認めているものの、その内容は母親側の主張とは大きく異なります。, そしてこれは後から判明したことですが、第三に、山崎くんは「しゃがれ声」のマネなどしていなかったということです。, 山崎くんがやったのは当時流行っていたお笑い芸人の物まねであり、裕太君とコンビを組んで仲間たちにコントを披露していただけ。, 確かに当時、上級生が一年生たちを正座させて頭をハンガーで叩いたということは事実です。, それは「先輩からの指導」と呼ぶべき性格のものであり、叩かれたのは裕太君だけではありません。, 同じく叩かれた同級生によれば、その威力は「頭がジーンとする」あるいは「そこまで痛くなかった」程度のものであり、誰もが避けようとしなかったことからも威力の程がうかがえます。, なお、その事実を知った監督は直ちに「暴力を伴った指導は間違っている」と上級生たちを指導しています。, では、いじめが存在しなかったというのなら、なぜ裕太君は自室で首を吊らなければならなかったのでしょうか?, 上記のように学校や部では快活な姿を見せていた裕太君ですが、高校に入学してからは二度、家出を決行しています。, 二度目の家出は捜索が長引き、先生やバレー部の関係者も善意で行方捜しに協力しています。, ある時、担任教師の立花(仮名)は「裕太の写真を持っていないので提供してほしい」という母親の要求を受けて、学校に残っている写真をいくつか高山家に届けました。, するとその数時間後、東京へ行ったらしい裕太君を追っている最中の母親から電話が入ります。, 「(写真を)早く持ってきてくれなかったので列車に間に合わなかった。1分でも早く届けてくれと申し上げたはずだ!遅れたおかげで警視庁へも行けなくなった。どうしてくれる。担任は学校をやめてもらいたい。許さない。東京へ行って捜しなさい!のうのうと寝てないで外に見つかるまでいろ。子供が家出以来私は何も食べていないのに、なんであなたはブクブクしていられるんだ。子供を早く返して!裕太に何かあったら責任とりなさいよ!」, 母親はこの日だけで三度も立花に電話で罵声を浴びせ、他の学校関係者にも電話で同様の怒りをぶつけています。, 後日、母親と学校側との話し合いに立ち会った上田教育事務所の佐久間(仮名)は「立花の発言は教師として当然で、問題になるようなことではない」と思ったそうです。, 「担任を代えていただきたい。子供もそう願っている。でも、子供には直接聞いてもらいたくない。私の許可を必ず取ってください。子供は信頼していた先生に裏切られ恐怖の心でいます」, 「バレーもしたいし、学校も行きたい。どっちも行きたいけど親にダメだって言われてるから」, 「家に帰りたくなかった。前回の5月の家出は、お母さんからお金のことでかなり責められたからです。今回の家出は、お母さんが恐くて家に帰りたくなかった。遠いところへ行けば、お母さんに見つからないと思ったんです。学校へ行って勉強したかった。立花先生はいやではなかったです」, 「担任のせいで家出したと子供も言っている」という母親の発言は真っ赤な嘘だったのです。, 裕太君に「物まねが嫌だった」「ハンガーで叩かれたのが嫌だった」と発言させ、学校側に謝罪文を要求し始めます。, 遺書には「お母さんがねたので死にます」と書かれていましたが、それは「ねた」ではなく「やだ」と読むこともできそうでした。, 裕太君の地方の方言として「やだので」はおかしい文法ではなく、裕太くん自身も「やだかった」という言い回しを多用しています。, そもそも遺書として「お母さんが寝たから」とわざわざ書き残すことに何の意味があるのというのでしょう?, 守秘義務やプライバシー保護の観点から、生前の裕太君が「何を語ったのか」を公表できない機関や人物が数多く存在しています。, 「あの遺書は、『お母さんがやだので死にます』と普通に読める。そこから推測してほしい」, 生前の裕太君は母親に逆らえず、いやいや心にもないことを言わされたり書かされたりしていました。, 「私はいじめられていました」と母親に書かされている裕太君の気持ちは、果たしてどのようなものだったのでしょうか?, 裕太君が首を吊った日の翌日は、本来であれば久しぶりに学校に登校する予定の日でした。, ただし、裕太君はそこで母親がつくった「学校側やいじめ加害者を中傷する文書」をクラス中に配らなければなりませんでした。, 反訴されていた母親は関係者23名に一人当たり5000円から5万円を支払うように命じられました。, 2005年12月、涙ながらに息子の喪失を悲しむ母親の姿を記者会見で見て、多くの視聴者が胸を痛めました。, 「離婚されたのを苦にして私が命を絶ったら、全国の私の支援者や私の弁護士がお前を容赦しない。お前の顔写真や住所はすべて支援者にばれているから、おまえは社会から消される」, 「だれが、おまえのような金も地位もないオヤジのことに耳を貸す?世間はみな、いじめで息子を亡くした気の毒な社会的弱者の女の味方だ!」, 詳細は省きますが、母親が夫となった人間に行った行為は、とても信じられないものばかりでした。, その時の記録が今回の事件の裁判でも母親にとって不利に働き、母親側の全面敗訴へとつながりました。, ・同4月、校長が母親と代理人弁護士である高見澤を名誉棄損で提訴。損害賠償600万円。信濃毎日新聞への謝罪広告<民事>, ・ただし、母親はバレー部関係者や校長(や元夫)に対して1円たりとも賠償金を支払っていない(※), ・裁判後も母親や弁護士の高見澤は「裁判の結果が間違っている。私たちの主張こそが正しい」と主張し続けている, ・「働くと裁判所からの命令でお金をとられてしまうので、働いて収入を得るのは難しい」(3人目の夫への発言), ・『ちなみに母親は「隠し口座に500万~600万円の預貯金がある」と言っており、2番目の夫も彼女名義の通帳に1000万円の記載があるのを見せられたことがあった。決して金がなくて賠償金が支払えないわけではなさそうである』, 近年、「モンスターペアレント」あるいは「毒親」という言葉は、すっかり馴染み深い言葉になってしまいました。, 親であれば多少なりとも過保護に子供を守るべく行動することもあるでしょうから、これらの言葉の使いどころは難しいものです。, 「子煩悩な親」と「モンスターペアレント」とを隔てているのは客観性、社会性、公平性…。, 一言でいえば「我が子(あるいは自分のプライド)を守るためなら(無実の第三者に被害が及ぼうとも)いかなる手段をとっても構わない」とするのがモンスターペアレントで、「子供を健全に育てるため、理不尽な敵意からは何としてでも子供を守りたい」とするのが子煩悩な親、だと私は考えています。, 「子供を守れれば他人などどうでもいい」という理屈にはそれでも一見わずかな正しさがあるようにも思われますが、「子供を正しく教育する」という観点から見れば、そのような親の姿を見て育った子供が健やかに成長できるのかは疑わしいところです。, …という持論を展開しておいてなんなのですが、書籍「モンスターマザー」に登場する母親は、上記の「モンスターペアレント」の枠にすら当てはまりません。, なぜなら母親の行動原理は常に「自分本位」であり、その願いは子供の安全ではなく「他人を屈服させたい」という欲求に尽きるからです。, 彼女はおよそ母親らしい愛情を裕太君に注がなかったばかりか、子供を「他人を攻撃するための口実・道具」であるかのように扱い、勉強や部活を愛していた裕太君からそれを取り上げ、自分勝手な命令に従わせていました。, すなわち「事実を受け止めてわが身を反省する」のか「これまで通り責任転嫁して他人を攻撃する」のか。, 母親(と弁護士の高見澤)は堂々と「責任は学校にある」と主張し、矛盾と虚飾に満ちた答弁を繰り返し、あまつさえ敗訴した後も同じ主張を続けています。, あなたは何一つ恥じることなどしていないのにも関わらず、ある日突然、訴えられてしまいます。, テレビや新聞ではなぜか原告側に都合のいい報道がなされ、一躍あなたは「悪人」として世に知られることになるでしょう。, その状態は裁判で勝つまで何年も続くのですが、たとえ裁判で無実を証明したとしても、その頃には誰もその事件になど興味をもっていないのです。, その【怪物】はまるで2つの人格を持ち合わせているかのように、狂乱する本性を見事に覆い隠す「完璧な外面」を持ち合わせています。, では、あなたの隣人が、あなたがこれから知り合う人々が【怪物】ではないと、どうして言い切れるのでしょう?, 「もしも自分が当事者だったら?」と考えてこの事件を眺めるとき、やはり私は「底知れない恐ろしさ」を抱かずにはいられません。, では、私たちは書籍「モンスターマザー」からどのような教訓を得るべきなのでしょうか?, 私が読後に強く思ったのは「情報を見極める力を養わなければならない」ということです。, 今回の事件においては週刊誌の記事のみならず、全国的なメディアでも「学校側が悪い」という感想を抱かせるような報道がなされました。, しかし、今回の事件の顛末からもわかるように、報道がいつも真実の鏡であるとは限りません。, また、今回の事件では弁護士の高見澤を始め「母親の情報を鵜呑みにして、学校側が悪いと信じ込んでしまった」人々がしばしば登場します。, 彼らが母親の話を聞いて義憤に駆られたその心境はまさしく正義そのものだったことでしょうが、実体のない正義に意味はなく、ただただ真の被害者をより傷つけるだけの結果に終わってしまいました。, なお、その結果、人権派弁護士として知られた高見澤は嘲笑されながら裁判で惨敗を喫し、東京弁護士会からは戒告処分を受けています。, もちろん、この「モンスターマザー」のようなケースは稀であり、私たちの身の回りで同様の事件が起こる確率は決して高くはないでしょう。, しかし「歪められた真実のために泣き寝入りするしかない人々」をつくらないためにも、「まかり間違って自分が加害者(共犯者)」になってしまわないためにも、「モンスターマザー」のような事例があったことだけは胸にとどめておきたいものです。, ドラマ「明日の約束」のベース(≒原作)となったノンフィクション「モンスターマザー」, 簡潔に内容をまとめるに当たって、これでも書籍の内容よりはかなり「いかに異常な母親だったか」という成分を抑えめにしてあります。, 事件の概要だけならウィキペディアでも確認できますが、事実の羅列だけでは、その内側にある「生々しい異常性」を感じることはできないでしょう。, もし少しでも今回の事件に興味を持たれたのなら、ぜひ書籍「モンスターマザー」をお手に取ってみてください。, 並みのホラー小説やサスペンス小説よりも恐ろしく、おぞましく、後味の悪い『現実』にきっと驚くことでしょう。, ※配信情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。.