結膜炎の症状が悪化し進行すると 眼球や瞼の結膜が増殖をし、角膜 や瞬膜とくっ付いて(癒着)しまい 眼球の表面に膜が張ったような 状態になり、目をちゃんと開くこと ができなくなってしまうことがあります。 これによって視界が遮られ、視力や 眼球の可動性が低下し、さらに 悪化すると最終的に失明してしま うこともあります。 そのため、癒着してしまった 場合には、癒着部分の結膜の剥離 を行う癒着解離手術が必要になります … ならないためにも、予防接種を

変わりますが、注射や薬代、 思いますが、その後の治療や入院費

しっかり行い、猫カゼを発症しない ・瞬膜の突出. 「猫の顔がなんだかおかしい。よく見ると、目が腫れているみたい」「目の大きさが違っている…」。猫を飼っている方なら一度や二度、そんな経験があると思います。, 涙などの自浄作用で事なきを得る場合もあるので、まずは様子を見る、というご家庭も多いのではないでしょうか。けれど、中には放置している間に悪化の一途を辿り、失明や目の摘出をすることになってしまったという例もあるのです。, そこで、2回に分けて、猫の目の病気にはどのような症状があり、どのような危険が潜んでいるのか、そして、病気にならないためにはどうすれば良いかなどについてレクチャーして行きたいと思います。, 眼瞼(がんけん)というと難しく聞こえてしまいますが、これは眼球を保護するために作られた、上下に開閉する皮膚、すなわち、瞼(まぶた)のことです。, 猫の場合、上瞼・下瞼の他に、第三眼瞼(第三の瞼)と呼ばれる“瞬膜”があります。通常はあまり見ることは無いかもしれませんが、寝ぼけている時などに、白く、水平方向に閉じる膜が現れることがあります。これが瞬膜です。, 結膜とは、瞼の裏(内側)を覆い、眼球の白目の部分を覆っている強膜と呼ばれる膜の、さらに外側も覆うようにして繋がっている膜のことです。瞼と眼球を結ぶ組織として機能している他、粘膜として、眼球の表面を潤す役目もしています。, 眼瞼・結膜に限ったことではありませんが、目の病気になると、以下の症状のいずれかにあたることが多いです。, 以上の動作が見られるようになったらよく観察し、何らかの症状が見られた場合には、速やかに動物病院での診察・治療を受けることをおすすめします。, これは先天性の病気で、胎児の時に形成されるはずの眼瞼の一部が欠損したまま生まれてしまうことで起こります。, 重度の症状のある猫の場合、健康な猫とは明らかに異なった外見(目の形)をしており、目が閉じられずに眼球が乾燥してしまうなどの症状が見られる場合もあります。, しかし、軽度の場合は、生まれて間もなくは変異を感じることがなく、少し大きくなってきて初めてわかる場合もあります。, 欠損により被毛が目に入り、結膜炎や角膜炎、涙腺症などを起こす場合もあるので、おかしいと気付いた時点で、診察を受けることをおすすめします。, 被毛が目に入る場合には、レーザーや凍結方法による脱毛、上眼瞼が欠損し、目を閉じられない場合には、下眼瞼の皮膚を移植する手術など、生活に支障のある場合には、外科的処置が必要になります。, 残念ながら先天性の病気のため、予防方法は存在しません。しかし、軽度の場合もいずれは外見上に変化が見られるようになりますので、日頃から猫の動作や表情に注意を向けるようにしましょう。, 眼瞼の縁が眼球側に反ってしまうことで、まつげが眼球に当たり、痛みやかゆみ、眼瞼の痙攣、炎症などを引き起こす病気です。涙が止まらない、目やにが出るなどの症状も出ます。「眼瞼コロボーマ」でも、同じ症状の出ることがあります。, 原因としては、先天性の場合は、目の切れ目(眼瞼裂)が小さすぎる、反対に大きすぎることにより、生まれつき、または成長すると共に症状が出てくる場合があります。, 後天的な例では、逆さまつげによるもの、ケガや感染によるもの、加齢による皮膚のたるみ、眼球の萎縮、眼球の周囲を取り巻く脂肪組織の減少によるものなどが考えられます。, 軽度の場合には、まつ毛の脱毛と抗生物質等の含まれた軟膏などの塗布で様子を見ることもあります。, しかし、多くの場合は、眼瞼の縁から2mm位外側の位置を切開して余剰な皮膚を切除、眼瞼を外側に引っ張るような形で皮膚を縫い合わせて、内反したところを正常な位置に戻す手術を行います。, また、成長時期に手術をすることになった場合には、その後また皮膚が伸びて内反する可能性もあるため、目の周囲の皮膚を仮縫合する手術をし、成長が終わってから再手術する場合もあります。, ケガや感染症にかかることのないように注意する、また、雄猫の場合は、去勢することで成長とともに発達する頬骨の横伸びが抑えられる等の方法があります。, 老化、その他の場合には、確たる予防方法はありませんが、猫が目を気にして目の周囲を執拗にグルーミングしたり擦りつけたりする動作が見られないかなどを観察し、早期に発見することが、痛さ等の苦しみを長引かせないことに繋がります。, 眼瞼や第三眼瞼に腫瘍(異常増殖する細胞が集合したもので良性と悪性がある)ができる病気です。猫の場合、60%以上が悪性腫瘍の「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」、その次に多いのは良性腫瘍の「肥満細胞腫(MCT)」です。, 腫瘍というと、最初はイボのような小さな隆起が見られ、それが大きくなってくるのでは?と思いがちですが、皮膚に擦り傷のような赤み等が見られる場合のみの場合もあります。傷であればそのうちに治りますが、腫瘍の場合には悪化を辿ります。, 良性・悪性、どちらの場合も外科的手術にて切除する方法が一般的で、その他、薬物等による治療が行われることもあります。「肥満細胞腫」の場合は多発性(体の他の箇所にも発生)でない限り、予後は良好のことが多い病気です。, しかし、多発性であったり、扁平上皮癌等のガンであったりした場合には、予後は良好とは言えない場合も多いため、早期発見がカギを握ります。, 「肥満細胞腫」は肥満という名称がついていますが、肥満だからなりやすいという訳ではありません。シニアになるほどなりやすい傾向にあります。, 「扁平上皮癌」等の悪性腫瘍に関しては、はっきりとした原因がつかめないことも多いのですが、白系の猫の被毛から地肌が透けて見える部分に発症し易いことから、紫外線が影響しているとも考えられています。, また、受動喫煙(煙草の煙を吸ってしまう)やスモッグ、化学薬品の吸い込みなどが続く場合もなりやすいとされています。, 予防としては、煙草を猫の生活する空間で吸わない、空気をきれいにしておく(空気清浄機などの活用)、早期発見のため、普段から小さな変化に気付けるようにしておくことが大切です。, 結膜に炎症が起こり、白目が充血する、瞬きが多くなる、涙が止まらない等の軽度の症状から、進行してくると眼球の腫れ、化膿、結膜が異常増殖することで上下の眼瞼がくっついて目が開けられない(癒着)、瞬膜が赤く大きく腫れて目の表面に突出する(チェリーアイ)、などの症状が出ます。また、放置することで失明することもあります。, 原因としては、ゴミなどの異物が目に入る、ウイルスや細菌への感染、結膜炎以外の疾患から結膜炎を併発することなどが考えられます。, まずは、目とその周りを洗浄し、異物があれば取り除き、抗生物質等を含んだ点眼薬や軟膏を継続して使用することで炎症を抑えます。癒着が見られる場合には、外科的手術で結膜を切除、剥離させる他、増殖を抑える薬や抗生物質等の投与も行います。また、ウイルスや細菌が原因であれば、感染症の治療も並行して行います。, ウイルスや細菌からの感染を防御するには、予防接種が有効です。また、ハウスダスト等が目に入らないように、住空間を清潔に保つことも大切です。, 猫が目の病気になると、点眼などは飼い主さんが家でも施す形になることが多く、それを嫌がる猫との間に溝ができたり、ストレスが重なって他の症状(心的なものを含む)が出たりすることもあって厄介です。, また、手術することになった場合、手術費用や入院費、その後の薬代や通院費用などで数万円~数十万円の出費となる場合もあります。, 愛猫も、大切な家族の一員です。予防に努めることはもとより、ペット保険の加入なども視野にいれて、万が一の時には、金銭的なことを考えずに治療に当たれるようにしていきたいものですね。. いたり炎症や潰瘍を起こしている できないことも多いため数日~ © 2020 ネコホスピタル All rights reserved. だと思われます。, また、その後も同じような状態に 処置などを含めると1泊あたり 処置を行います。 癒着は角膜にまで達していたようで 全ては取り切れず 瞬膜(猫の目にある白い保護膜)もベロベロで かなりの量を切ったとの事でした。 右の瞬膜は少し残して貰えましたが 左の瞬膜は下瞼に固定されました。 左の目は生まれつき 【猫の体調不良】喧嘩直後に発熱?いつもの元気がない時は病院へ|治療内容や治療費はどれぐらい?, 縄張りパトロールから帰宅した直後はよく分かりませんでしたが、1~2日経過した当たりから、猫の瞳の様子に異変を感じ取りました。, 片目をつぶりがちで、いつものような瞳の輝きが見られず、明るさのトーンもかなり落ちた、暗い瞳の表情でした。, こりゃ大変だと、押っ取り刀ですぐさまかかりつけの動物病院に駆け込んだわけですが、やっぱり瞳に傷が見られるとのことで、しばらくの通院が日課となりました。, 以下では、回復に至るまでの顛末を当時の記憶を辿りながら記しております。何かのきかっけとなれば幸いです。, ( ‘A`)先生の見立てでは傷は浅くもなく深くもないという何とも厄介なものでした。, きっと良くなるというはず!と思いたいけど、猫にとっても人間にとっても初めての経験となったため、ココロの中は不安な気持ちで満たされそうな勢いでした。, 超がつくほど緊急を要する状態ではなかったため、点眼でしばらく経過観察となりました。, 週に2~3回は通院していたのですが、充血も強く現状からは前進もなければ後退もないという、遅々とした状況に焦燥感は強かったと思います。, ( ‘A`)一向に瞳の傷が癒やされない猫を前に、獣医さんからは「フラップ」という処置を提案されました。, このままでは、イタズラに時間だけが流れていくような気もしたので、前向きに検討することにしました。, 肝心のフラップ処置ですが、猫の瞳には「瞬膜」(しゅんまく)という、目を保護するカバーのようなものが存在しており、瞳と絶えず密着させるという内容です。, 鳥や爬虫類なんかが優れた瞬膜を持っているらしいのですが、犬や猫など一部の哺乳類でも見られる器官のようです。, ( ‘A`)鎮静で眠りについた猫の瞬膜を、ガラガラガラとシャッターでも下ろすかのように下へと動かし、瞬膜と下まぶたを縫合して、しばらくの間は片目を閉じた状態にしておくというのが、フラップ処置の大まかなイメージでしょうか。, ( ‘A`)「(下層)眼球=瞬膜=まぶた(上層)」のようなツリーとなると思いますが、瞬膜が常に眼球を覆っていることにより、傷を癒やすために必要な栄養素を供給しやすくするというのがポイントです。, 術後1ヶ月はフラップを施した状態でした。期間を比較的長く設定することで、回復を促す狙いもありました。, ( ‘A`)猫も人間もドキドキの処置当日。ここまで来たら運を天に任せて、先生の手腕に委ねるしかありません。, ( ‘A`)フラップ処置を行う日取りが決まった際に先生からの指示があると思うのですが、鎮静をかけるため、当日は食事はなるべく与えないようにと言われると思います。, 理由は鎮静後に嘔吐してしまうこともあるためだったと思いますが、胃袋にはなにも無い方が理想的なわけですね。, 先生にもその旨を告げたのですが、よくあることなのか、特に何も言われることはありませんでした。, ( ‘A`)獣医さんがたくさん在籍する大きな病院は分かりませんが、先生がひとりだけの病院では午前診察と午後診察の間に、フラップ処置が行われると思います。, 私のケースでは診察開始となる朝の9時に入り、猫を預けました。診察室で先生と簡単な会話をして、処置の同意書(?)にサインをした記憶があります。, ( ‘A`)ただでさえ嫌いな病院に連れてこられ、何をされるかわからないという状態で何時間も過ごすわけで、猫本人のためとはいえ、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。, ( ‘A`)お昼すぎだったでしょうかね、動物病院から無事にフラップ処置が終わりましたというコールがありました。, 必ず電話が来るものなのか分かりませんが、とりあえずは第一段階完了といったところですね。, ( ‘A`)午後の診察が行われている時間帯だったと思うんですけど、何だか動物病院が遠くに感じたカモ。, ( ‘A`)領収証は処分してしまったため、あくまでぼんやりとした記憶だけが頼りなんですけど、発生した費用は20,000円前後だったと思うんですよね。, ( ‘A`)本当の戦いはココからです。一日でも早く快方に向かってほしいと願う日々なわけですが、術後はしばらくエリザベスカラーのお世話になります。, 猫にとってはストレスを感じる格好となるわけですが、とにかく瞳をかいたりしてほしくないわけです。あとは点眼も毎日行っていた記憶が。, ( ‘A`)ずっとエリザベスカラーでは可哀想なので、寝てる時とかは外していました。, ただ、毛づくろいの最中は要観察、洗顔だけは最新の注意をはらい、患部に触れそうな時に、猫の気をそらしてみたりと、飼い主によるマンマークが必須になります。, 診察室で行われた抜糸直後、パチッ!と開眼した猫の姿を、そして普段は説明が小難しく、某有名大卒で感情を一切表に出さないインテリ先生の、「うまく行った!やったー!!」的な少年のような無言の笑顔を。, 抜糸直後の瞳の表情ですが、やや影も見られましたが明るさもだいぶ戻りつつあるというのが第一印象でしょうか。, 少し白っぽく映る部分も見受けられましたが、術後は日に日に回復を遂げ、気がついたらいつもの健康な猫へと舞い戻りました。, ( ‘A`)かれこれ1ヶ月ちょいに渡る戦いでしたが、終わり良けれ全て良しだったでしょうか。ご覧のとおり、絶好調な寝姿も披露されるなど、元気いっぱいです。. コンテンツのご利用により、直接または間接であるかを問わず、万が一何らかの問題、損害・損失が発生した場合でも、弊社は一切の責任を負いかねます。コンテンツのご閲覧・ご利用等にあたっては、お客さまご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。 なども) (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。. 猫にとって瞬膜は、猫自身では確認をする事のしにくい箇所です。注意深く確認して、異変を早めに見つけてあげられるように気を付けましょう。, 猫の瞬膜に異常が出ていたら、動物の医療機関への受診をおすすめします。瞬膜の異常は前述のとおり、様々な原因で起きるため、放置しておいて良いことはありません。猫ちゃんの健康状態のためにも必ず病院に連れてい行きましょう。いつどんな原因で異常が起きるか分かりませんので、かかりつけの獣医さんを見つけておくとスムーズになるでしょう。, 猫の瞬膜の異常の原因がケンカによる怪我だった時は、怪我の治療と点眼薬による処置をされることが多いようです。異物が入った場合の時も、原因になっている異物を取り除き、点眼薬などを使用して炎症を抑える処置をしてもらえることが多く、これらは重症でない限りはほとんど問題なく元の健康な瞬膜に治る子がほとんどのようです。, こちらが原因だった場合、前述の怪我などが原因である場合よりも治るのに時間がかかったり、難しかったりすることがあります。治療の方法も、点眼薬だけでよい場合もありますが、まず感染症などで起きてしまっている症状自体を治療する必要があるので、抗生物質を使ったり、点眼薬のみの治療ではないこともあるようです。